の稼動テスト(フィルターの詰まり)は実行されなかったが、このことが実施されたと始動はアクセル全開で行われ、エンジン速度が600回転の値に達するまでクランクが回され続けた。エンジンが30秒以内に始動しなかった場合には10秒間の待機時間を置いて再び始動が試みられた。しかしこれも3回以上は行われなかった。
エンジンが始動し始めた後、エンジン速度は1800回転に変えられ、3分間のアイドリングの後テストは終了された。
始動テストが成功した後、エンジンは1500rpm/100Nmで200秒動かし、それから200Nmのトルクで200-300秒、最後に1800rpm/300Nmのトルクで暖機された。テストの間にエンジンを暖機することは再現性を確保するために必要である。テスト中のエンジン速度とバッテリーの電圧に関するひとつの例が図31に表示してある。
エンジンはオイルの温度が摂氏65度以上、冷却水の温度が摂氏80度以上、排出ガスの温度が摂氏330度に達したときに切られた。
規制エミッションや透過度(排気中に光を通し、その透過度により排気中の煙の量を測定する方法。この値が高いと光が透過しない、つまり煙が多いことになる)が低温始動のテストを通じて測定され、室温でも測定された。