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表7. VOLVO THD 103 KBによる低、または中負荷での相関関係

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VALMET 612 DWIエンジンで観察された相関関係はVOLVOエンジンで観察された相関関係と非常に類似している(表8)。いくつかの強い相関関係が炭化水素燃料と代替燃料の両方で見られた。例えば、セタン価と着火の遅れの相関関係は図29に表示されている。Audi TDIの着火の遅れはセタン価および炭化水素燃料とさえ相関関係を持たない(表9、図30)。着火の遅れの変化は高く、6℃Aであったが結果は論理的ではなかった。最大圧力上昇率は着火の遅れに比べ炭化水素燃料にとってよりよい相関関係を示した。研究された燃焼パラメータのいずれもセタン価と相関関係を持たなかった。

Audi TDIでの唯一の強い相関関係は排出と燃焼変数の間で見られた。これらに関してさえ、燃料との関係は主に2つのグループに分かれ、相関関係がPearson因子が1.0に近い場合でさえ、それがあまり顕著ではないということに留意すべきである。

 

表8. VALMET 612 DWIでの低、および中負荷における相関関係

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