テスト燃料の間の差異は低負荷モードより高負荷モードにおいてより小さかった。低負荷のモード5では着火の遅れが他の燃料よりエタノール燃料においてより長く、着火の後はエタノール燃料は最も短い燃焼時間の結果となるような非常に速い燃焼となる。
セタン価向上剤の効果は大型エンジン・テストの時ほどははっきりと見られなかった。しかしながら、ある燃料、とりわけセタン価向上剤に非常に高い反応を示すエステル混合燃料は、セタン価向上剤を加えない燃料よりもやや短い着火の遅れを持っているように見られた。エステル混合燃料である低いセタン価のASTM 2DとEtOH15燃料の着火の遅れが図25に表示してある。差異は低負荷モードの4と5(2600rpm 50および25%負荷)において最大であった。