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自動車はテストの前に約15分間、時速100kmまで動かすことで暖機された。排出ガスは5個のテトラ・バッグの中に定流量サンプリング法(a constant‐volume sampling method)により集められた。各バッグの収集時間は200秒であった。シリンダー圧力分析は各負荷の最後の時間帯で行われた。

 

図20. 軽自動車テスト・プログラムで使用された定常状態の負荷ポイント

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表5. 軽自動車の定常モードの要約

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瞬間テスト

過渡試験は第10章で述べられている。FTP測定の結果はこの章で定常状態の排出に関する参照としてのみ述べられている。

 

6.3 テスト・プログラム

VOLVO THD 103 KBエンジンで研究されたベース燃料マトリクスに加えて、セタン価向上剤を加えたエタノール燃料がテストされた。VTTにおける実験筆でのテストにおいて、ディーゼル燃料のためにデザインされたセタン価向上剤はエタノール乳化剤に溶けることが判明した。

セタン価に関するASTM D 613 CFRのテスト方法のためのセタン価の低い、および高い標準燃料が、実際のエンジンでの反応をチェックするためにテストされた。大型エンジンによるセタン価標準燃料のテストは、セタン価標準燃料が高価な純粋化学製品(n-ヘプタン、iso-オク

 

 

 

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