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は最低15分間さまざまな負荷で動かすことにより暖機された。エンジンは各負荷において6分間動かされた。エミッションデータは1秒間隔で記録された。

シリンダー圧力の測定は第4章で説明された方法で行なわれた。唯一の例外は、着火の遅れの計算基礎であった。VALMETのシリンダー圧力の状態は着火の後シリンダー内の圧力が急激に上昇するという「古典的ディーゼル」型であった(図14参照)。このため燃焼の開始は瞬時熱発生曲線に基づくディーゼル・エンジンのためのIndiskop測定器を使って判定された。

 

図14. CECおよびEtRE燃料を使った中速、50%負荷でのVALMET 612 DWIエンジンのシリンダー圧力上昇率

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エミッションの測定では規制された汚染物質の濃度だけが測定された。排出ガステストは固定された負荷ポイントで行われたため、汚染物質の比較はそれぞれの燃料どうしで十分に比較できるということが考慮された。

 

 

 

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