5 大型テスト、VALMET 612 DWI
5.1 エンジン、試験法およびプログラム
テストに使われたエンジンはEURO 2の排出レベルの中型Valmetエンジンである:
形式:VALMET 612 DWI、オンおよびオフ・ロード仕様水平エンジン、
‐96ターボ・チャージャー、直接噴射
インタークーラー(空気/空気)
ポンプ:直列ポンプ
排気量:7.4リッター
シリンダー:6気筒
出力:185kW/2100rpm、1050Nm/1200rpm
このエンジンには低温時の始動を補助するための電気ヒーターが装着されているが、この装置は使用されなかった。
設備
VALMET 612 DWIエンジンによるテストは、後に第9章で検討される低温時の稼動能力とリンクされた。このため、612エンジンはまた低温実験室に据え付けられ、エンジンは常温と低温の両方で動かされた。
エンジン動力計はFroude Consine Ltd(最大165kW)で製造された。1組の自動車排出分析計がテストのために使用された。窒素酸化物分析計はThermo Electron社で製造され、炭化水素分析計はJ.U.Mエンジニアリング社で、一酸化炭素分析計はADCにより製造された。
シリンダー圧力分析に使用された装置は第4章で使用されたものと同一である。
試験法
シリンダー圧力とエミッションの分析は以下か負荷で行われた:
1. 中速(1185rpm)、25%負荷
2. 中速(1185rpm)、50%負荷
3. 高速(2070rpm)、25%負荷
4. 高速(2070rpm)、50%負荷
低負荷レベルでは、結果に関して燃料の着火特性の効果を強調するために使われた。エンジン