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セタン価向上剤を加えたべース燃料:

CEC+ci:1000ppmのセタン価向上剤を含むCEC

ASTM2D+ci:1000pp血のセタン価向上剤を含むASTM2D

SCD+ci:1000ppmのセタン価向上剤を含むSCD

RME20+ci:1000ppmのセタン価向上剤を含むRME20

TME20+ci:1000ppmのセタン価向上剤を含むTME20

EtOH15+ci:1000ppmのセタン価向上剤を含むEtOHl5

EtRE+ci*:1000ppmのセタン価向上剤を含むEtRE

*上紀の理由のため、これらの燃料がすべてのテスト・エンジンではテストされなかった。

 

低温流動性向上剤を加えたベース燃料:

CEC+cfi:500ppmの低温流動性向上剤を含むCEC

ASTM2D+cfi:500ppmの低温流動性向上剤を含むASTM2D

SCD+cfi:500ppmの低温流動性向上剤を含むSCD

RME20+cfi:500ppmの低温流動性向上剤を含むRME20

TME20+cfi:500ppmの低温流動性向上剤を含むTME20

 

3.2 燃料特性

テスト燃料の特性は付録1.に表示してある。最も重要な燃料の特性が表2でもまた表示されている。

テスト燃料のうち比重が最も軽かったものはEtOH15燃料で、最も重いのはASTM2Dであった。比重の差はしかしながら極端に広くはなかった。テスト燃料の粘性はおおむね同じレベルであった。

テスト燃料のもともとのセタン価は45から55の範囲であった(エタノール燃料は除外)。

ASTM2Dのセタン価は炭化水素燃料の中で最も低かった(45、ASTM 2D基準は最低40)。他の燃料のセタン価は50前後であった。SCD燃料は最も高いセタン価を持っていた。セタン価向上剤への反応はエステルを含む燃料において最も高かった:セタン価は10単位以上改善した。反応が最も低かったものはASTM2D燃料であった:わずか2単位の改善にとどまっている。向上剤を加えた場合と加えなかった場合のセタン価は図2に表示されている。

CFRエンジンによるセタン価の測定はエタノール燃料に対しては実施が困難であった。エンジンは滑らかに稼動せず、結果はたえず変動した。加えて最初のエタノール燃料サンプルからの結果は2番目のエタノール燃料サンプルからの結果と相違していた。エタノール燃料の最初のサンプルは大型エンジンのテストに使用された。小型自動車でのテストは最初のサンプルが到

 

 

 

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