究全体はコスト分析を含む広範なデータをカバーするいくつかの部門に分かれるが、ここで興味のある事項は大気の質の標準とモデル化を含む。
オートオイルプログラムの大気質の研究では、1990年から2010年にわたる7つの欧州の都市(アテネ、ケルン、ハーグ、ロンドン、リヨン、マドリッドおよびミラノ)におけるベンゼン、一酸化炭素、および二酸化窒素の濃度を予測し、欧州全体のオゾン濃度が予測された(ECサブ・グループ2、1996年)。エミッションは著しく減少すると予測されている。
すでに合意された測定の影響の評価とは別に、潜在的な自動車に関連した測定の影響が計算された。これらのひとつが改質ガソリンと改質ディーゼルからなる燃料パッケージであった。モデル化された燃料の特性が表18および19に表示されている。オートオイルプログラムの一部である、エミッション、燃料およびエンジン技術に関する欧州プログラム(EPEFE)で見出された公式を利用して、窒素酸化物および揮発性有機化合物のエミッションに関して選択された燃料成分の影響が計算された。(EPEFEの記述については第2章の4を参照)