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4.2 終了アネックスの成果

自動車用先進燃料実施協定において、今年度もいくつかのアネックスが終了し、成果報告書が発行されている。こうしたアネックスを以下に紹介する。

 

4.2.1 自動車用先進燃料研究開発実施協定アネックス7

「既存の自動車燃料と代替燃料の相対的な環境影響比較」

(Comparison of Relative Environmental Impacts of Alternative and Conventional Motor Fuels)

 

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目的

本アネックスの目的は、燃料が環境に与える影響に関する現在および過去の研究結果を掌握し、研究によってどの程度まで各種の代替燃料および従来の燃料と大気の質との関連性が明らかになっているのかを見極めることである。環境への影響を明確にするために、さらなる取り組みが必要な分野での技術における格差を突き止めることを目的とする。

 

内容

本アネックスの目的は、代替燃料(メタノール、エタノール、天然ガス、LPG、電気、ハイブリット)及び既存燃料(ガソリン、改質ガソリン、軽油、改質軽油)についての環境改善効果の評価を行うとするものである。具体的には、文献調査及び専門家意見の個別調査による関連分野における情報の収集.整理.統合、代替燃料導入による利益の明確化、各代替燃料及び既存燃料の大気浄化に対する効果の相対的比較を行うこととなっている。

1996年7月の英国に於ける執行委員会で、米国より1994年以降に実施されたフリートテストの結果を踏まえた追加研究の提案があり調査の延長が承認された。

 

成果および報告書

第1段階

アネックスの成果をまとめた最終報告書が作成された。

 

 

 

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