3.2 IEA最終用途作業部会(EUWP)戦略草案起草グループ会議
IEA研究技術委員会(CERT)の下にある最終用途作業部会(EUWP)でも、運輸部門に関連する今後の活動及びそのあり方について協議し、戦略草案を具体化する目的から、「最終用途作業部会(EUWP)戦略草案起草グループ会議」が開催された。以下にこの概要を紹介する。
(1)開催場所
IEA本部(フランス パリ)
(2)開催期間
平成11年2月25日(木)
(3)参加国及び参加者
Mr.Michael Landwehr、Mr.Mel Kliman(IEA)
Mr.Peter Wiederkehr(OECE)
Mr.Raffaele Vellone(ENEA CRE、イタリア)
Dr.Peter.T.Wilbers(NOVEM、オランダ)
Mr.John N.Baker(EA Technology、英国)
Mr.Simon Collings(ETSU、英国)
笠松一郎(運輸低公害車普及機構常務理事、日本)
<議事>
◇最終用途技術作業部会(EUWP)での協議内容
技術面と政策面との統合をはかり、実施協定及びアネックス関連の諸活動をより充実させる。
◇戦略草案について
技術面と政策面との統合をはかりー段と活動を充実させるとの目的のもと、IEA事務局は、事前に、運輸部門に関連のある活動の今後のあり方(戦略)についての構想を草案にまとめている。
このなかのIEAにおける協力の目的および協力対象分野の内容を以下に紹介する。
運輸部門に関連するIEA実施協定の今後のあり方について
戦略草案(IEA事務局) 1999年1月
運輸部門におけるIEA内協力の目的
・温室効果ガスや有害排出ガスの削減や化石燃料への依存度低下につながり得るような、エネルギー効率の良い環境に優しい技術の研究開発、普及の推進
・運輸システムにおけるエネルギー関連の影響を軽減するための、技術以外の措置を支援する(例:モーダルシフトや交通量規制などの措置)
協同活動として考えられる分野:概略
・高効率の自動車技術(従来の内燃機関エンジン、電気自動車、ハイブリッド自動車;特定の部品や材料を含む)