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対象となる代替燃料は、LPG、天然ガス、エタノール、メタノール、バイオディーゼル、水素、電気などである。

 

活動の内容

活動は開始されたばかりである。今後、市場障壁リストを作成し、文献調査、インタビュー調査、専門家からの意見収集などを通じて、具体的な障壁とその重要度を認識し、障壁除去のための措置を特定していく。1998年秋頃には最終報告書が発行される予定である。

 

1.1.5 アネックス16

「自動車エンジンにおける生分解性潤滑油の環境、経済性評価」

(Environmental and Economical Aspects of Implementing Biodegradable Lubricants)

 

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背景

近年、環境や健康、安全面の問題、ならびに経済面や供給面の要因の変化などにより、潤滑油に生分解性のある植物油を利用することについて関心が高まっている。鉱物油が高価で供給量が少ないところでは、植物油は豊富に供給されており、外置きの2ストロ-クエンジンなどではすでに生分解性のある合成エステルが利用されている。生分解性油は環境的なメリットも多い。

潤滑油は、自動車エンジンのエミッションの一因である。生分解性潤滑油は、人体に有害な多環芳香族炭化水素を含んでおらず、触媒や環境影響面で問題となるな硫黄分も含んでいない。

 

目的および活動内容

以下の事項について情報収集することが目的であり、そのための活動が行われる。

・潤滑油の特徴

・国内的に現在市場で入手可能な生分解性潤滑油

・自動車に生分解性潤滑油を利用する場合の経済的な実現可能性

・自動車に生分解性潤滑油を利用する場合の環境面の影響

 

 

 

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