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(30) E&Tグループは、ある物質については、そのまま気密の要件を残すこととし、包装方法が固体として効果的に閉囲され輸送される場合のみ例外とする旨合意した。

(31) 液体で満たされたある容器包装が通常の輸送状態において過度の圧力が生じる場合における通気方法要件の必要性を議論した時に、E&Tグループは、DSC INF/13の現行文書に次の文を含める旨合意した。パラグラフ4.1.1.8を訂正した。

「通常の状態において製品の分解により危険な過度の圧力が生じ得る場合通気装置を設備すること。」

(32) バッグの使用禁止に関し、該当する場合、クラス4.3、容器等級IIIの物質に対し、E&Tグループは、最善の方法が、PP40を含めたP410を使用する旨合意した。従って包装方法及び特別規定リストの該等箇所を訂正した。更にクラス5.1、容器等級IIの次の3の物質について4層紙袋を使用しないことを合意した。

国連番号1485 Potassium Chlorate

国連番号3247 Sodium Peroxoborate, Sodium Petoxoborate, Anhydrous

国連番号1495 Sodium Chlorate

(33) E&Tグループは、特別な物質に割り当てる包装方法に関する前回の結果を検討し、(DSC 4/3、パラグラフ28、DSC 4/INF.13、UNCOMの包装方法)1998年12月に開催されたUNCOMの結果について合意した。

(34) IMO IBCs包装方法の重要な問題点(DSC 4/3、パラグラフ33、UNCOMの包装方法)を検討した時、E&Tグループは、鉄に対し強い腐食性のある物質が底部開口部のないIBCsで輸送すべき国連の決定を除いて、1998年12月に開催されたUNCOMにおける関連決定事項に合意した。

(35) 「鉄に対する強い腐食性」の用語に関する明確な定義なしでは、この要件を含めても意味をなさないという意見があった。また、適切な内装を施せば安全に輸送できるという意見もあった。

(36) E&Tグループは、現行のIMDGコードにおいて許可されている場合にのみ、これらの物質が底部開口部なしのIBCsで輸送すべきであることを合意した。米国代表は、この決定を保留する旨表明し、ある基準が合致する場合には、底部開口部のあるIBCsでこれらの物質を安全に輸送できるということを支持した。

(37) 包装方法P001及びP002を検討した時、ある国代表は、国連モデル規則との整合性の重要性を繰り返し、また、制限量の増大は、危険性の増大になるという意見もあった。

 

 

 

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