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(ロ) プレナリーにおける議論(WGの設置前)

オーストラリアがDSC 4/5/1について説明した。これに対して日本は、DSC 3/3 ANNEX 9の付録Aの改正案は日本及び本小委員会並びにE&Tグループで充分に審議した結果であること、付録Aに記載されている物質の名称の曖昧さに基づく問題は早急に解決する必要があることを指摘し、付録Aの改正を急ぐよう発言した。

他には特段の意見は無く、本件はWGで審議されることとなった。

(ハ) WGにおける議論

米国及び英国は、オーストラリアの提案を支持し、BC Code付録の書式改正を行うことで合意した。さらに、現在提案されているBC Codeの改正(通風要件、付録の改正)は、書式の改正されたコードに2002年に取り入れることを目標として作業を進めることとなった。

日本は、書式改正の作業において、現在のBC Codeの情報以上のものを追加しないことを確認した。また、リベリアの意見により、現在の各付録は、貨物の名称を記載したリストとして残すこととなった。

書式改正のための作業方法としては、通信グループまたはE&Tグループの9月の会合の際に同時に会合を開くことで合意した。新しい書式のコード案は、次回会合(DSC 5)に提案されることとなった。

(ニ) プレナリーにおける議論(WGの報告後)

書式改正のための作業方法としては、通信グループの設置をMSCに求めることで合意され、Terms of Referenceの表現の一部修正が行われた。

(ホ) 今後の取扱い

この作業は、1998年版BC Codeに基づいて実施し、情報の追加や修正は行わないこととなっている。また、日本は積極的には支持しない方針であるため、通信グループへの参加の意向は表明しなかった。

4] 化学的危険性を有する固体ばら積み貨物の通風要件

(イ) 経緯、主な提案文書及び日本の主張

ばら積み危険物を運送する船舶の通風装置の仕様の明確化(FP 39/INF.12 by IACS)のため、BC Code付録B(化学的危険性を有する貨物)に記載される貨物の通風要件の明確化について、DSC 1以降審議がなされている。

本事項においては、前回会合から送られたものを含め、主として以下の提案について審議された。

 

 

 

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