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(注) タンクWGは、1998年9月会合報告書で次を推奨している(DSC 4/3 ANNEX 6 paragraph 6)。

IMDGコードAmdt.29に規定されている設計、構造、試験、証明及び検査に関する要件は、経過措置適用タンクについて2003年1月1日まで適用され、かつ、これらの現存タンクはそれらの寿命が尽きるまで継続的に使用が許されるので、コードのsupplementとして又は別の冊子としてIMDGコードの利用者が引続き入手可能なものとしておくべきである。

5] 危険物のタンクへの割り当て

(40) E&Tグループは、タンクへの危険物の割り当てについては国連委員会において策定された新方式の原則に従うことに合意した。このため、タンク要件は "T"コードによって識別されることになり、そのように危険物リストに採用される。IMOタンクタイプについては、現在のタンク要件が危険物リストに "T" コードとして記載される。(危険物リストのタンク要件の欄で、)ある危険物に対するタンクの使用要件が現IMDGコードよりも新方式の方が厳しい場合は、"T"コードで記載されたそれらの現要件が、[2010年]までは利用できるようすべきであるとグループは提言している。

(注) 新様式IMDGコードPart3危険物リストのタンク要件の欄は、二つの欄の分けられる。一方は、[2010年]まで利用できる現IMDGコードのタンク要件(新方式が現要件より厳しい場合のみ記載される。)を現す典買Rードであり、他方は新方式のT買Rードである。いずれの要件を使用しても差し支えない。

(41) グループは、現IMDGコードで「鋼に対し高い腐しよく性のある物質」には底部開口のあるポータブルタンクによる運送を禁止することに合意した。ある物質に対し「鋼に対し高い腐しよく性がある」とする適用については将来見直しが必要であろう。

(42) 事務局は、この検討結果を新方式に採り入れるように国連委員会次回会合に提案することを指示された。

(蘭から提出された隔離グループの採用に関する検討文書)

(43) グループは、蘭から提出された隔離グループに関する非公式の検討文書を検討した。原則としてN.O.S.品名についても隔離グループに入れて、特定の隔離グループに該当する物質をカバーする品名としてアステリスク*を表示して現すことに合意した。

 

 

 

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