※( )内は、総社会保障支出内の%を示す。
資料：Social Development Research Institute“Social Security Expenditure."とUews and Views from Japan, No13, November 1996.
ドイツに限っていうならば、そのほとんどが「社会的市場経済」(Soziale Marktwirtschaft)という原則論の下に論ぜられているとはいえ、時には合理的と思われ概ねまとまったと考えられる改革提案でも、政治的思惑などで、直には実施されにくい状況もある。
このようなドイツ社会における高齢者対策等については、1995年筆者はその歴史的背景も踏まえとりまとめたことがあるが、(エイジング総合研究センター編・ドイツの高齢者福祉医療対策)改めてここで、最近のドイツの高齢化社会対策の状況をとくに主要な年金、医療保険そして、1995年の介護保険導入後の状況について紹介するこことしたい。
