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補助器具サービス:

何らかの機能障害をもつ人の自宅での自立した生活を可能し、社会参加の重要な前提をなすのが補助器具である。したがって、補助器具サービスは障害者の基本的権利として位置付けられ、障害者政策の重要な一環をなす。スウェーデンの補助器具サービスは、障害者、高齢者と区別されずに行政の窓口はひとつである。

エーデル改革により、「特別な住まい」で生活を営む人々に対する補助器具サービスの供給は、コミューンの責任に統一された(それまでは、ケースにより県コミューンとコミューンが分担していた)。自宅で暮らす人に対する補助器具サービスの供給は、従来どおり県コミューンの責任である。永続的な機能障害をもつ人に対する補助器具・介護用具の貸し出しは、無料かつ無期限である。これらの器具の要否認定は、利用者本人の個別ニーズにしたがって、医師、作業療法士、理学療法士、地域看護婦が行なう。

杖、食器などの日常生活に必要な基本的な補助器具・介護用具は地域保健・医療センターにおかれており、地域看護婦が処方する。そのため、利用者は生活に身近な場所で、容易に、しかも速やかにサービスを受けることができる。たとえば、失禁者用のオムツもセンターから無料で提供されるが、地域看護婦の指導(試着)によって自分にあったタイプを選択することによって、処方が行なわれ、注文されることになる。注文を受けたメーカーは、オムツとはわからないように包装して、利用者の自宅に直接郵送するなど、きめ細かい配慮がなされている。

 

補助器具センター:

 

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