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性は10-14歳と35-44歳に集中、女性は10-14歳、25-29歳と50-54歳に集中すると仮設した場合、台北市の人口は、将来40年間に73万人、約28%減少することになる。その時の総人口は約188万人で、計画人口(350万)の53.7%しかなく、この長期推計の真実性が疑われるが、若し短期間内はある程度真実性があると仮定したら、台北市将来人口の年齢構成は、表13に示す様に、急速に高齢化する。65歳以上人口の占める比率は、2030年には30%以上に達する。これは台湾全体人口の19.6%と対応して見ると、大きな差があることが解る。この大きな差額は、主に人口移動の仮設の違いによるところが大きい。これらの人口年齢構成をピラミッドで比較すると、図14に示す様に、台北市と台湾全体の人口年齢構成は、将来益々差が大きくなって来る。比較的近い将来の2010年の情況を比較すると、台湾の65歳以上の人口は約10%を占めるが、台北市では12.5%を占める。2020年になると、この比率は台湾の13.8%に対して、台北市は22.1%である。

 

図11 台北市と近郊地域65歳以上人口が占める割合<1985年>

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