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転居前の住居形態による、再移動の意向の違いをみると、「できれば住み続けたい」の割合に転入者、転出者では差がみられ、転入者では転入前持ち家居住者は72.0%であるのに対し、借家居住者は67.3%と、転入前持ち家居住者の方が高い。転出者では転出前持ち家居住者は71.9%であるのに対し、借家居住者は67.5%と、転出前持ち家居住者の方が高い。(表8-2)

 

表8-2 転居前住居形態別再移動の意向

 

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2. 転居への評価

 

本人による転居への評価を聞いた。その結果、「よかった」が60.5%と半数以上を占め、「変わらなぃ」が24.8%で続き、「よくなかった」は6.9%であった。

転入、転出、市内転居別では、転入では「よかった」が62.3%と半数以上を占め、「変わらない」が25.6%で続き、「よくなかった」は6.2%であった。

転出では「よかった」が61.8%と半数以上を占め、「変わらない」が23.5%で続き、「よくなかった」は6.2%であった。

市内転居では「よかった」が57.0%と半数以上を占め、「変わらない」が26.0%で続き、「よくなかった」は8.8%であった。

男女、年齢別では、「良くなかった」の割合が高いのは、市内転居者の女性の前期高齢者が11.3%、転出者の女性の前期高齢者が9.2%、転入者の女性の前期高齢者が9.0%と、転入、転出、市内転居に関わらず、女性の前期高齢者で「良くなかった」の割合が高い。(表8-3)

 

 

 

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