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転出者では、収入になる仕事をしていない者が79.7%で8割を占める。収入になる仕事をしている者は72人(14.3%)で、うち32人が自営業、23人が常勤であった。

市内転居者では、収入になる仕事をしていない者が75.4%で8割を占める。収入になる仕事をしている者は65人(19.0%)で、うち23人が自営業、19人が常勤、11人がパートタイム、8人が臨時・日雇いであった。

従って、転入、転出、市内転居とも非就業者がほとんどで、転入で9割、転出、市内転居で8割を占める。

就業者は転入、転出で1割、市内転居で2割である。

就業状況を男女、年齢別にみると、無職の割合が最も低いのは、市内転居者の男性の前期高齢者で、61.8%である。次いで、転出者の男性の前期高齢者で64.2%、転入者の男性の前期高齢者が69.6%と、転入、転出、市内転居に関わらず、男性の前期高齢者で無職者が少ない事がわかる。(表5-1)

 

2. 収入源

 

主な生活費を尋ねると、「自分の年金」と回答した者が58.0%を占めた。他には、「配偶者の年金」が12.8%、「同居の子からの援助」が9.5%、「自分の仕事による収入」が7.5%となっている。

男女、年齢別にみると、転入の男性の前期高齢者では、「自分の年金」と回答した者が75.0%を占めた。他には、「自分の仕事による収入」が14.3%。「同居の子からの援助」が5.4%。「配偶者の年金」と回答した者はいなかった。後期高齢者では、「自分の年金」と回答した者が75.7%を占めた。他には、「同居の子からの援助」が10.8%、「配偶者の年金」と「自分の仕事による収入」が各2.7%ずつとなっている。

転入の女性の前期高齢者では、「自分の年金」と回答した者が53.2%を占めたと他には、「配偶者の年金」が18.0%、「同居の子からの援助」が13.5%、「自分の仕事による収入」が6.3%となっている。後期高齢者では、「自分の年金」と回答した者が50。0%を占めた。他には、「配偶者の年金」が14.4%、「同居の子からの援助」が24。0%、「自分の仕事による収入」と回答したものはいなかった。

転出の男性の前期高齢者では、「自分の年金」と回答した者が75.6%を占めた。他には、「自分の仕事による収入」が18.7%、「同居の子からの援助」が1.6%となっており、「配偶者の年金」と回答した者はいなかった。後期高齢者では、「自分の年金」と回答した者が70.7%を占めた。他には、「自分の仕事による収入」が10.3%、「同居の子からの援助」が5.2%となっており、「配偶者の年金」と回答した者はいなかった。

 

 

 

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