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表2-21 移動前後の社会活動(社会参加、奉仕活動)の変化

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(2)学習活動

 

表2-22に移動前の社会活動(学習活動)の実施状況を示した。活動をしていた者の割合は、転入者11%、転出者5%、市内転居者3%で、転入者で活動していた者の割合が大きかった。性、年齢との関連では、いずれの者も性別、年齢階級別で大きな差はみられなかった。性別で比較すると、男性、女性ともに転入者で活動していた者の割合が大きかった。年齢階級別で比較すると、65〜69歳、75〜79歳、85歳以上、前期高齢者、後期高齢者では転入者で活動していた者の割合が大きかった。

老研式活動能力指標との関連をみると、いずれの者も活動していた者の方が得点が高い傾向がみられた。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していなかった者では市内転居者で得点が高かった。介助の必要度との関連をみると、いずれの者も活動していた者の方が得点が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していなかった者では市内転居者で得点が低かった。したがって市内転居者は他の者と比較して、活動していなかった者の日常生活能力が高いことが示された。傷病の有無との関連をみると、転入者では活動の有無で有病率に差がみられなかったが、転出者では活動していた者の方が有病率が高く、市内転居者では活動していた者の方が有病率が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していなかった者では市内転居者の有病率が高かった。

表2-23に移動後の社会活動(学習活動)の実施状況を示した。活動をしている者の割合は、転入者4%、転出者5%、市内転居者3%で、グループ間で大きな差はみられなかった。性、年齢との関連では、いずれの者も性別、年齢階級別で大きな差はみられなかった。また性別、年齢階級別でグループ間比較すると、いずれもグループ間で大きな差はみられなかった。

老研式活動能力指標との関連をみると、いずれの者も活動している者の方が得点が高い傾向がみられた。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していない者では市内転居者で得点が高かった。介助の必要度との関連をみると、いずれの者も活動している者の方が得点が低かった。活動の有無別にグループ間比較すると、活動していない者では市内転

 

 

 

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