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者の割合が若干高かった。通院や往診などの外来医療のみを利用していた者の割合は転入者70%、転出者66%、市内転居者77%、入院していた者の割合は転入者12%、転出者11%、市内転居者11%で、グループ間で大きな差はみられなかった。以上の結果から、移動前の医療サービス利用の状況はグループ間で大きな差がないことが示された。

外来医療サービスの利用状況を詳しくみると、転入者では定期的な通院をしていた者の割合が大きく、転出者では訪問看護を受けていた者の割合が小さく、市内転居者では往診を受けていた者の割合が大きかった。

 

表2-4-1 移動前の医療サービス利用の状況

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年齢との関連では、いずれの者も高齢の者の方が医療サービスの利用率が高く、入院医療の利用率が高い傾向がみられたが、性別では大きな差はみられなかった。

 

 

 

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