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3. 市川市の人口高齢化の状況

 

(1)国勢調査等による市川市の人口高齢化の推移と現状

 

市川市の人口は44万627人(平成8年10月)、国勢調査では44万555人(平成7年国勢調査)である。市の立地は、千葉県と東京都区部の境に位置し、市の西を流れる江戸川を挟んで、西の東京都江戸川区と向かい合っている。市川市の人口の推移をみると、平成2年から7年の5年間で3,986人の増加を示している。同様に昭和60年から平成2年の5年間では3万8,774人の増加、昭和55年から昭和60年の5年間では3万3,578人の増加となっている。近年急激に人口増加が鈍ってきていることがわかる。

市川市の高齢化率は9.1%(平成7年国勢調査)である。高齢化率の推移をみると、平成2年(高齢化率7.4%)から7年の5年間で1.7ポイントの上昇を示している。昭和60年(同6.6%)から平成2年の5年間並びに、昭和55年(同5.8%)から昭和60年の5年間では、共に0.8ポイントの上昇となっている。高齢化率の伸びのテンポが早くなってきている事がわかる。

 

(2)市川市の人口高齢化の見通し

 

市川市の人口と高齢化の今後の推移について、日本女子大学大友篤教授の指導により(財)統計情報研究開発センターが平成9年12月に発表している『市町村の将来人口』では、市川市の人口は1995年実績値の44万555人から、2000年に43万9,177人、2005年に43万737人、2010年に41万6,741人(2015年に39万86人、2020年に37万8,851人、2025年に35万6,121人と推移するとされる。5年ごとの人口減少の人数をみると、1995年から2000年の5年間では1,378人の減少、2000年から2005年では8,440人の減少、2005年から2010年では13,996人の減少、2010年から2015年では17,655人の減少、2015年から2020年では20,235人の減少、2020年から2025年では22,730人の減少で推移すると予測されている。減少数が膨らんでいくことがわかる。

 

 

 

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