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?燃料噴射ポンプの燃料吐出量を加減するラックが停止位置で固着している。

 燃料こし器の破損や粗悪な燃料を使用した場合、燃料噴射ポンプのプランジャーが固着しておこる故障で、コントロール・ハンドルを操作することで確認できます。船での修理は困難ですから業者に相談して下さい。

?燃料供給ポンプの機能不良。

 燃料タンクから燃料油を取り出し、燃料こし器を通して燃料噴射ポンプに燃料を送るポンプで、もし故障が分かったら業者に相談して下さい。

?燃料弁の不良。

 燃料弁が固着して噴霧しないか、燃料弁の状態が悪く噴霧不良が原因と考えられます。通常、船には燃料弁の状態を点検する装置が無く、点検することができませんので業者に相談して下さい。燃料弁は600時間毎に点検・整備が必要です。

?エンジンコントロール・レバーの作動不良

 コントロール・レバーと燃料ポンプを連結するケーブルが切断していないか、接続部にゆるみがないかを点検して下さい。[図1]参照


[図1]燃料系統図

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