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1.エンジン始動前の点検箇所

(1) 機関室の換気は充分ですか。

(2) 燃料タンクの油量は充分ですか。

(3) 燃料タンクの燃料取り出し弁は開いていますか。空気抜き弁は開いていますか。

(4) 海水吸入弁は開いていますか。海水こし器がゴミでつまっていませんか。

(5) 冷却水(清水)の量は規定量入っていますか。

(6) リモートコントロール・ハンドルは中立の位置にありますか。

(7) エンジンストップ・ノブは運転状態にありますか。

(8) オルタネータ(発電機)、海水ポンプ、清水冷却水ポンプを動かすベルトの張りは正常ですか、ベルトに亀裂やまくれ等の損傷はありませんか。ベルトの張りは、プーリーとプーリーの中間を指で押し(約10?)、lO?から15?くらいのたわみがあれば良いでしょう。

(9) バッテリスイッチは入っていますか。

(10) バッテリの電解液は規定量ありますか。比重は適正ですか。バッテリの電槽の側面に下水準と上水準を示すラインがありますので、その間に電解液の液面があれば良いでしょう。比重は1.22以上が望ましい。

(11) エンジンオイルやマリンギヤーオイルの量は適当ですか。レベルゲージに示される位置に油面を保つようにしましよう。その際オイルの汚れの状態や粘液の変化にも注意しましょう。

(12) 機関各部に工具やウエスなどの忘れものはありませんか。

(13) 機関室に水漏れ、油もれ等の様子はありませんか。

(14) リモートコントロール・ハンドルを動かし、その動きを確認して下さい。
 以上の点を点検し、異常がないことを確認してから始動するわけですが、もし始動しない場合には次の点について今一度点検して下さい。

 

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