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※ 注意事項

? 速力を調整し、自船を波の上り斜面に長時間留まるように操船する。

? 波頂・波の下り面では、速力を最微速まで減じ、波をゆっくりやり過ごします(下り面での滞留時間を最小限度にする)。

 

図1 波の上り斜面に張りつく    図2 波の下り斜面は減速する


? 斜め追波で航走しない、船尾が左右に振られる場合は、船尾からロープ等の抵抗物を流し船体の安定を図ります。

? ブローチングが発生し、急激に船首が回頭した場合、速力を最微速まで減速し、波をやり過ごし波の上り斜面に張りつき回避します。

? 船首尾が振られる予兆を感じたら、操舵は小角度で早めに針路修正を行います。

? ヨットに比べV字型船底の多いモーターボートは、ブローチングが発生しやすいので十分な注意が必要です。

? 船尾から打ち込む巻波による浸水と衝撃に十分注意します。

? 大角度の操舵は危険です。舵は小角度に操舵し、併せて速力の調整を行います。

? 状況が許せば、目的地の変更や遠回りでも安全なコースを選びます。

 

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