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(2) 応急措置

 損傷の程度から、応急防水による船体救助の成否を判断し、場合によっては、自船を放棄して、相手船の救助に当たる決断も必要です。

 ?人命救助優先

落水者及び怪我人の救助を優先します。怪我人等は、動かせる状態であれば安全な方に移乗させ応急手当てを行います。

 ?二次海難の防止

 衝突に伴う衝撃及び損傷により、火災の発生・浸水沈没等、連続的に事故が拡大する恐れがあります。発火原因となる火気の始末及び炊事用ガス・燃料油の漏れを調査し、適切な措置を講じます。
 また、浸水量から応急防水の成否を判断し、救命器材等の搬出等、最悪の事態(沈没)に備えます。

 

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