(3)操舵室及び居住区域の消火
操舵室等の居住区域は、空間と開口部(扉・窓・空気孔等)が多く、燃焼に必要な空気が十分補給されるため、短時間で火勢が拡大します。
このため、天井・壁に破孔を生じ、密閉消火(空気遮断)の効果が期待できない場合があります。
密閉消火は、状況判断が必要です。
?初期消火の段階では消火器及びバケツ等による直接放水と、可燃物の除去を行い延焼
防止措置を取る方法が効果的です。
?居住区域等の火災で、特に注意しなければならないのは、内装素材には燃焼時、有毒
ガスを大量に発生するものがあり、無防備で室内の消火作業に当たる事は危険です。
濡れタオルをマスク代わりにしたり、新鮮な空気を取ることを心掛ける等、有毒ガスの対
策も必要です。
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