
自然との共生をはかりながら豊かなときの流れに身をおきたいと願う人々は今多く見られます。ウォーターフロントに憩いを求めて集い来るのは世の習わしなのでしょうか。増加の一途を辿っています。
環太平洋の暖流と寒流の合い交わるところ、ここ銚子市は地球規模の真のウォーターフロントとして大きな喜びを感じさせる筈です。
最新情報はE-mailでどうぞ。kansiti@choshinet.or.jp
(筆者は、銚子マリンクラプ会長・前銚子市長)
貴方はだーれ! 協会監事 太田 耕
私の小さな「安全パトロール艇」は東京湾の北部の荒川河口2ケーブル沖合に09:20に到着した。
小安協のマリンVHF海岸局サブ局の開局に当たっては、開局申請書類提出後、関東電気通信監理局に係わる海岸局従事者資格、機材の点検、発信電波の性質、送受信などの検査など、諸々の検査及び点検が実施されることになっており、その一項目に陸船間の送受信の検査があり、その特定船舶局を小艇が担当することとなり、前述の海上で待機することとなった次第でである。風はビューフート段階1程度、波浪1、うねり1といったような真に静かな海であった。
 
陸上の検査には、海岸局サブ局の開局申請人であり、同時に免許人である小安協を代表して池田専務理事並びにマリーナ支配人その他が立ち合うことになっていた。池田専務理事は周知の如く電気通信技術の専門家であられる関係上、当日の当局の検査は順調、かつ
短時間に終了するものと思われた。09:40に海岸局からの試験電波を受信、小艇の現在位置及び待機中であることを連絡する。検査は10:00から開始されると伝えられていたので、検査は順調に進行しているものと推測していた。開局の為の検査中の海岸局宛に小艇からは呼び出しを行うことができないので、陸上での検査進行状況は推測の域を越えない。
11:20になっても船舶局宛の呼び出しはなかった。辛抱強く待つこととし、その間、荒川大橋を頭上に見ながら荒川を約500m程上がった位置、この位置は検査中のマリーナ所在地より約1km程の位置にあった。川の流れは緩やかであったので投錨せずに浮かんでいた。
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