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高齢者における継続的な運動・スポーツが体力および情緒・行動面に及ぼす影響
−運動クラブに所属する高齢者の4年後の追跡調査−


 研究結果
 1.対象者の生活状況
 1)健康感と身体活動状況
 図2には,対象者の健康感を「健康」「まあ健康」「あまり健康といえない」の3段階で回答させた結果を示した.「健康,まあ健康」とする者は,男性では平成6年83.3%,平成10年100%,女性では同じく85.0%,90.9%と,両年ともに対象者の健康感は高い傾向にあった.日々の生活時間をみると,散歩時間では平成6年(男性50分,女性67.8分)より平成10年(男性67.5分,女性81.7分)が,男女ともに増えている傾向を示し,外にいる時間では,女性の場合は平成6年,10年ともに190.6分と変化がなかったが,男性の場合,平成10年(101.3分)は平成6年(150分)より減少傾向にあった.ただし,両年の散歩時間,外出時間の平均値間には,統計的な差は認められなかった.
 

 
図2 対象者の健康感
(内側円:1994年,外側円:1998年)


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