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ジュニアユースサッカ選手に対する10ヵ月間のトレーニングの影響


 3.トレーニング内容
 本研究で対象としたチームのトレーニングスケジュールを表1に示した.このチームの基本方針はジュニアユース期の終了時に選手をプロに育てる事にあり,そのトレーニング内容は基本技術個人技術,グループ戦術およびチーム戦術に分けられている.そして1年間を6期に分けて指導を行っている,表2に示したのは通常行っている代表的なトレーニング内容である.トレーニング時間は1日1回約1時間30分.頻度は週5回であった,その内容はストレッチングとブラジル体操によるウォーミングアップを15分,ボールを用一た基本技術トレーニングを30分,試合中の判断を養う個人戦術トレーニングを]5分,そしてコンビネーションプレーを養うグループ戦術トレーニングを20分行った後に,クーリングダウンを10分行うという流れであった.
 なお,週に1回(主に火曜日)はグループ戦術トレーニングの代わりに全身持久力を向上させることを目的としたインターバルトレーニングを行っており,このトレーニングの強度,時間および頻度は,強度と時間が負荷時で最大心拍数の80〜90%(80〜90%HRmax),50〜60秒.および不完全休息時で50〜60%HRmax,80〜90秒であり,これらを3〜5セット行った.

表1 トレーニングスケジュール(1997.12〜1998.11)


表2 1日のトレーニング内容



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