研究方法
1.被検者
対象としたのは、体力測定等に支障を来たす障害のない、三重県郡部在住の60歳〜79歳の男性137名、女性238名(調査1)と東京
近郊在住の60歳〜76歳の健康な女性51名(調査2a、b)であった。調査1の被検者の中には日常特に運動習慣のない被検者から週に
1、2度定期的に運動を行っている被検者が含まれていた。一方、調査2a、bの被検者はBreslowとEnstrom2)の健康に関する7つの生
活習慣をもとに、大津と柳田8)にしたがって生活習慣をスコア化したところ,全被検者とも16〜17点の高得点の範囲にあった
ことから、健康的な生活習慣を持ち、健康や体力の維持増進に高い関心を持つ、比較的均質な集団であると推察された。調査1では
同スコア化は行わなかった。また、調査2a、bは後述するように、測定項目と被検者が異なっていた。測定に先立ち、被検者全員に研
究の趣旨・目的と測定にともなう危険性について説明し、本研究の遂行に同意する旨の同意書を得た。調査1の被検者の年齢内
訳と身体的特徴については表1に、調査2a、bのそれらについては表3、4に示した。
Table 1. Physical characteristics of the subjects in Study 1.
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