三浦克次
(老爺/バス・バリトン)
明治大学法学部卒業後、東京声専音楽学校(現・昭和音楽芸術学院)を卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第5期生修了。1986年から国際ロータリー財団の奨学生としてローマに留学。トーマス・リドヴィーコ・ダ・ヴィクトリア音楽院及びローマ・サンタ・チェチーリア音楽院で学ぶ。1991年五島記念文化財団の奨学生として1年間再渡欧。バスティニ一二・コンクール第3位。ジャコモ・ラウリ・ヴォルビ・コンクール第3位。1992年ロッシーニ国際オペラ・コンコルソ入賞。高田作造、早瀬一洋、岡山広幸、マルガリータ・ゲティン、パオロ・モンタルソ、ジュゼッペ・モレッリの各氏に師事。オペラ歌手育成部在籍中1986年、藤原歌劇団「仮面舞踏会」のシルヴァーノでオペラデビュー。その後、二度のイタリア留学をはさみ、「カルメン」のスニガ、「清教徒」のヴァルトン卿、「ドン・カルロ」の修道士、「椿姫」のドビニー及びドゥフォール、「トスカ」のアンジェロッティ、「ドン・ジョヴァンニ」のマゼット、「運命の'力」のメリトーネ、「セヴィリァの理髪師」のドン・バジリオなど数多くのオペラに出演し藤原歌劇団で活躍を続けている。日本オペラ協会には1995年3月「山椒太夫」の僧でデビューし、日本オペラ振興会育成部開設10周年記念「フィガロの結婚」や、「魔笛」、「ラ・ボェーム」等に出演。コンサートでは「メサイヤ」、「小荘厳ミサ」、「マタイ受難曲」などの宗教曲や「第九」、ショスタコーヴィチ「森の歌」のソロ等で活躍。在伊中にはスルモーナ市立歌劇場「秘密の結婚」、ローマ・ヴァッレ劇場「アディーナ」などのオペラやシュ一ベルトの「ミサ曲ト短調」などのソロに出演。1992年9月帰国記念リサイタルを開催。第2回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。平成5年度村松賞受賞。
第21回ジロー・オペラ賞受賞。藤原歌劇団団員。
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