藤川泰彰
(時次郎/テノール)

　　国立音楽大学卒業｡布施隆治､田口興輔､G.ビサ一二､A.M.ディアツ､M.カルボーネ､A.G.オンニベーネ､S.D.フランチェスコ､N.スカットリ一二､C,カメリ一二､A.ポーラの諸氏に師事｡第20回日本イタリア声楽コンコルソでイタリア大使杯受賞｡第26回目伊声楽コンコノレソ第1位｡1992年､第3回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞｡1991年5月､Bunkamura主催のオペラ「魔笛｣公演においてタミーノに抜擢され､各方面より注目を浴びる｡その後「魔笛｣の再演をはじめ､1992年二期会公演「ドン･ジョヴァンニ｣のドン･オッタービオの他､「コシ･ファン･トゥッテ｣のフェッランド､「アルジェのイタリア女｣のリンド一ロ､「ラ･ボエーム｣のロドルフォ等を歌う｡コンサート活動でも､1995年ニューヨーク､カーネギーホールでのべ一トヴェン「第九｣においてソロをつとめた他､「ミサ･ソレムニス｣､モーツァルト「レクイエム｣等のソリストとして国内外で活躍している｡1993年春よりイタリアへ留学し､テノーレ･リリコとしてのレパートリーを学ぶとともに､コンサート､RAIテレビ放送出演など意欲的に活動｡最近では､1996年11月にゲルギエフ指揮演奏会形式の「サロメ｣に出演｡1997年2月には二期会公演「パリァッチ｣でペッペを好演｡今後ますますの活躍が期待される｡二期会会員｡

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