表2 調査対象者
評価後、医師及び患者に結果を示し、結果が同意できるか否か、また、選択された治療法も調査した。
?.結果
A.不眠と便秘における医師の対処及び判断
1.対象医師(表2)
対象医師19人中、不眠について回答した者は11人、便秘について回答した者は16人であった。医師の卒後年数は、3年から20年で、平均9年(±4.9年、標準偏差)であった。約80%の医師は初期研修形式が多科ローテートであった。また同様に約80%の医師は診療所に勤務している。ほとんどは内科を中心とした診療科を現在担当している。
2.不眠の対処および判断(表3,4,5)
問診は、睡眠障害の種類(入眠障害、中途覚醒など)、生活習慣、不眠の理由や背景といった内容の回答が多かった。身体所見や検査は、不眠ではほとんどされていなかった。検査について、うつを疑う場合はその評価を行うと回答した者が1人いた。処方に関しては、ハルシオン、リスミーの回答が多かった。入眠障害には短時間作用型の薬剤の回答が多く、中途覚醒には長時間作用型の薬剤の回答が多かった。
前ページ 目次へ 次ページ
|
|