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表3 不眠の対処(問診、身体所見、検査)

教育に関しては、昼間の睡眠の注意や薬の使用に関する注意の回答が多かった。
 医師と患者で意見が異なるケースについては、ほとんどが、患者からの薬の要求に関する内容(医師が不要と判断するのに患者が要求する)で、11人の内8人が経験あると回答した。すべてのケースにおいて患者の意志を尊重した対応が取られた。しかし、他の3人は経験がないと回答した。処方・治療法が確立した時期に関しては、約80%が5年目以内確立したと回答した。その由来は、ほとんどが先輩医師、教科書、処方経験といった回答であった。
3.便秘の対処および判断(表6,7,8,9)
問診は、便の性状、便秘の期間、食生活の内容、他の症状の有無、排便習慣に関する項目が多かった。身体所見は、腹部の触診および聴診、直腸診が行われていた。便秘の増悪、便が細い、血便・下血、便潜血陽性などでは直腸診の回答が多かった。検査は、大腸ファイバー、便潜血検査が主な検査であり、その他血液検査、注腸検査が行うと回答していた。処方は、どのような患者にどのような処方を行うかに関して様々であった。

 

 

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