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(1)入力技術
 福祉サービスを利用している地域住民の状況を的確に把握したり、福祉に関する情報を提供していく上でコンピュータを利用することは効果的であるが、まず、これらの情報をコンビュータヘ入力しなくてはならない。特に、介護認定時の申請内容や訪問調査結果などの大量データをできるだけ早く、正確にデータ入力できる技術が要求される。
 また、地域住民が直接、福祉サービスに関する情報を入手・選択するために情報端末を操作する場合に、簡易な操作による入力支援技術が求められる。特に、高齢者や障害者などの弱者が容易に情報の入力等を行う環境は必須である。

 データをコンピュータに入力する際の代表的な入力技術を以下に示す。


表2 主な入力技術の一覧


 ここでは、ケアマネジャーやヘルパーなど福祉の現場で様々な情報を速やかに電子化するための技術として、注目を浴びつつある「手書き入力」と「音声入力」について動向を記述する。

 

 

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