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(2)需要と供給の分析に向けた適用例
 社会資源の計画的整備・拡充を支援する情報システムには、「サービスの需要」と「社会資源の供給」のシミュレーションを行う機能が必要である。
 具体的には、以下の機能が挙げられる。

地域住民の高齢者動向やサービス給付実績等のデータから各種計画を策定するための分析を実施する。
   
サービス供給内容ごとの需要の傾向を分析することにより、特定地域での傾向や年齢、季節的な要因などを把握し、サービス供給計画の見直しの基礎データとする。
   
特定地域での特定サービス供給が偏っている場合は、保健所や地域の医師会と協力して要因の分析、健康改善の指導等を行う基礎データとする。


《分析・報告事務へのエンドユーザーコンピューティングの適用例》
 在宅介護サービスに関連する情報を、閲覧権限を持った担当者が必要に応じて、それらの情報を抽出し分析資料として出力することができ、計画・報告書作成の事務効率が向上する。


図3-26 分析・報告事務の適用イメージ

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