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2-3 在宅介護サービス提供のモデルケース

 在宅介護サービスを提供する上で想定されるモデルケースを基に、具体的な情報の流れを示す。

モデルケースの設定内容》
□被保険者の状況
・A氏、男性、67歳。
・介護保険認定以前は、老人保健施設に入所していた。

□居住地域(B市)の環境
人口は、約18万。高齢化率は約16%。
   
介護保険の保険者として、介護保険制度で定められたサービスメニューを提供。
   
食事サービスについては、従来通り市独自のサービスとして提供している。
   
市の福祉相談窓口としては、市の福祉課及び在宅介護支援センターが対応している。
   
在宅介護支援センターは、市内に3ヵ所設置されている。その内1ヵ所(C在宅介護支援センター)は、市が直接運営を行っており、他の2ヵ所は医療機関(D在宅介護支援センター)と老人保健施設(E在宅介護支援センター)が運営している。
   
訪問看護ステーションが1ヵ所(F訪問看護ステーション)設置されている。
   
民間の居宅介護サービス提供事業者として、ホームヘルプサービス事業(Gサービス提供事業者)や入浴サービス事業(Hサービス提供事業者)、介護用品のレンタル等(Iサービス提供事業者)を行う事業者が参入している。
   
在宅介護支援センターの内、医療機関と老人保健施設及び訪問看護ステーションを運営している医療機関が、サービス提供事業者として指定認可を受けている。
   
介護保険制度における居宅介護支援事業者としては、在宅介護支援センターと民間のGサービス提供事業者が指定認可を受け、介護支援専門員を配置している。市の保健センターが、市内5ヵ所に設置されており、保健婦が地域の高齢者に対して健康指導訪問等の保健活動に従事している。

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