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第2節 アウトソーシングの活用事例

 近年、アウトソーシングは注目を集めており、取り組み事例も増加してきている。以下に先進的なアウトソーシングに取り組んでいる北海道と国分(株)の事例を整理する。北海道では、地方公共団体においてコンピュータの内部化、自己処理が進んでいるなか、明確な目的のもと、汎用機を外部にアウトソーシングしている。また、国分(株)では情報システムを複数のベンダーにアウトソーシングするとともに、アウトソーシングにより2000年問題への対応等も実現している。

2−1 北海道

 北海道では、それまで内部で所有していた汎用機を1997年度から外部にアウトソーシングしており、以下にその事例を示す。

(1)北海道の概要
 北海道は、日本最北端の都道府県で、人口570万人(1997年3月現在)と全国6番目であるが、面積が約83,452k?uと非常に広いことから、人口密度は最も低くなっている。知事部局の職員数は約21,000人であり、1998年度の一般会計予算は約3兆3,026億円となっている。
 地域情報化・行政情報化に係る企画及び総合調整、他部課の主管に属するものを除く情報システムの運用に係る指導支援を総合企画部情報企画課が所管している。

 

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