(4) 情報システムの今後の方向性
調査対象としたCSSは業務系ネットワークであり、文書の共有化等を図る情報系ネットワークは別途整備することを考えており、財務会計システムを発展させることが想定される。CSSでは2000年の介護保険導入に合わせて介護保険用のサーバを新たに立ち上げる予定であり、これに伴い端末も増設する。また、現在、スタンドアロンで稼働しているパソコンが50台程度あり、これらをネットワーク化し、いかに有効活用するかが今後の課題である。
(5) 情報システムの単独評価
ヒアリング調査、アンケート調査から抽出した情報を基に、表2-14に示すような経済的評価を行った。コストの内訳に関しては、情報システムが基幹業務アプリケーションを含む業務系システムであることから、専門的作業や単純作業の外部委託費が多く計上されている。また、システム構築費も大きく、総コストは約1,270万円となっている。
なお、経済性評価の算定根拠は表2-15に示すとおりである。
表2−14 情報システムの経済性評価 (地方公共団体C)
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