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B OSについて
 ハードウエアとしては、LANの他にWWWブラウザが起動するパソコン、サーバ等が必要となる。最新型のパソコンであれば、WWWブラウザが既にインストールされており、この中で、電子メールも行えるようになっている。次にサーバであるが、使用されるOSはUNIX系とWindowsNTの2つに大別される。UNIX系には、商業用UNIX、Free BSD、そして、現在注目視されているいるLinuxなどがある。
 本市においては、先ほど述べた基幹業務には、商業用UNIXサーバを2台、これ以外の業務のためにWindowsNTサーバ(4.0)を2台利用している。利用した経験から言えば、システムの安定性の面から見るとUNIXサーバ(3年間以上使用している)の方が断然有利である。しかしながら、コスト面から捉えるとUNIXサーバは、WindowsNTサーバの数倍以上の費用が必要となっている。(周辺装置が同等でないため単純には比較できないが、同等規模のシステムとした場合においても約2倍程度のコスト差があるように感じられる。)
 また、イントラネットを構築するためどちらのOSを採用するかについては、次のような話を聞いたことがある。これは、あるインターネットのプロバイダーがWidowsNTをメールサーバを利用し運用を行っていたが、レスポンスが遅いため、UNIX系のOSを利用したサーバで同様の作業を行うと約10倍から20倍の差が生じたため、すべてのサーバをUNIX系のサーバに交換するということであった。
 以上のことから本市では、平成11年度から実験を開始するイントラネットは安定性、レスポンスの面からUNIXをOSとするサーバで構築しようと考えている。

 

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