4−2 利用者のモラル
イントラネットの利用に際して、利用者にインターネット/イントラネット上のネチケットやモラルについて意識の醸成、浸透をはかることも重要である。
ネチケットとは、ネットワーク+エチケットの造語で、ネットワークを使ったコミュニケーションにおいて、他人に迷惑をかけないための常識的なガイドラインのことである。ネットワーク上でのコミュニケーションは、相手の顔が見えない分、普段のコミュニケーションよりも難しい面もあり、十分な注意が必要とされる。
利用者のモラルを向上させるためには、集合研修などで、利用者が注意すべきセキュリティやネチケットなどについて指導する方法や、ガイドブックを作成して利用者に配布する方法などがあるが、いずれにしても部門管理者は、部門内の利用態度に注意し、ネットワーク利用にあたっての意識の醸成と浸透を図る必要がある。
なお、ネチケットについては、インターネット上にも多くのページが開設されているので、それらを教材として教育を行うことも一つの方法である。
表3−3 基本的なネチケット
電子メール
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適切にSubject(表題)をつける |
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一行60字(漢字だと30字)程で改行する |
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表題にも本文にも「半角かな」や「機種依存文字」を使わない |
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添付ファイルの種類、サイズに注意する |
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相手方メールの引用は短めにする |
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チェーンメールを出さない、デマを信じない |
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送信する前に相手の立場になって読み返す など
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電子掲示板
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他人に対する誹謗中傷を行わない |
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公序良俗に反する内容を掲示しない |
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趣旨に関係のない書き込みをしない |
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掲示板には、文責(部局課名または氏名)を必ず記入する など
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また、イントラネットがインターネットへ接続されている場合には、業務で利用するという自覚を持たせることが大切であり、イントラネットに被害を与える可能性がある行為(例えばFTPなど)は、極力行わないように指導するべきである。
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