日本財団 図書館



 ?@アプリケーションを利用者に示す機会を作る
 ?A利用者からの意見や評価を得る機会を作る
 ?Bアプリケーションの初期の改良に役立てる

 アプリケーションのプロトタイプを開発する際には、比較的単純な機能を選択して、プロトタイプの開発と導入を短期間で終えられるようにすることが望ましい。なお、プロトタイプの作成により、現在使用されているアプリケーションとの違いを利用者に示すことも可能となる。

(2)アプリケーションの開発対象の決定
 円滑にアプリケーションを開発するためには、従来のシステム開発と同様に、アプリケーションの利用目的と対象範囲を明確にすることが必要である。
 設計・開発・改良のサイクルの中で、利用者の意見を取り入れる場合においても、作業期間と目標を達成するためには、あらかじめ決定された一連の目的から逸脱してはならない。
 なお、アプリケーションの機能や要素ごとに、次のような優先順位のリストを作成し、プロトタイプの選択やアプリケーションの開発の優先順位を決めることも有効である。

表2−1 アプリケーションの優先順位表の例

 

前ページ    目次へ    次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION