2−2 グループウェアソフトとイントラネットの比較
次の表は、出現当時のグループウェアソフトとイントラネットを比較したものである。
表1−2 イントラネットとグループウェアソフトの比較
グループウェアソフトとは、各メーカーが独自に作成した「ソフトウェア製品」である。そのため、独自仕様ならではのセキュリティ性もあり、それなりの機能や細やかな画面表示などをあらかじめ備えていることから、かゆいところに手が届くソフトといえる。しかし、独自仕様ゆえに機器やOSに制限されやすく、他のシステムとも連携を取りづらくなっている。さらに、ライセンス料やクライアントの保守作業なども気になるところである。
一方イントラネットは、オープンな仕様であるため、セキュリティに配慮しなければならず、当初はメールとWeb程度しか利用できないことから、本格的に利用するにはアプリケーションを開発していかなければならない。しかし、オープン仕様ゆえに機器やOSに依存されず、他のシステムとの連携も取りやすいことから、お仕着せではない機能を盛り込んだ庁内システムを構築することが可能である。なお近年では、イントラネット対応のアプリケーションも多数出荷されている。
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