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 コンピュータ間をつなげるLANとして広く用いられているのが、Ethernetであり、数年前までは、転送速度が10Mbps(メガビット/秒)のものが主流であった。しかし、転送する情報量の増大や利用者の急増により、サーバヘのアクセス集中など、回線がボトルネックになるという問題が生じてきた。このようなことから、Ethernetを高速化する方法が開発され、現在ネットワーク環境を整備する際の基幹部分の転送速度は100Mbpsが主流になっている。
 なお、ネットワークを整備する場合、アクセスが集中しがちなサーバなどを100Mbps、クライアントを10Mbpsとし、100Mbpsと10MbpsのEthernetを混在させることで、構築費用を押さえることも可能である。


図1−5 Ethernetを使ったネットワークの例

1−4 イントラネット利用のメリット
 イントラネットとは、オープン性と標準性を兼ね備えた技術を利用しているため、システムの構築時、運用時、利用時において様々なメリットを享受できる。
 ここでは、イントラネットを利用した場合のメリットを簡単に述べる。

(1)マルチ・プラットホーム
 イントラネットの最大の特徴は、マルチ・プラットホーム(異なるメーカーのハードウェアやソフトウェア)環境での利用が可能なことである。

 

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