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1−3 イントラネットの構成要素
 イントラネットは、インターネット技術と庁内のコンピュータ間などを接続するネットワーク技術の2つの技術から構成されている。

(1)インターネット技術
 インターネットの根幹にあるものは、TCP/IPを中心としたネットワーク技術であり、この技術により構築された分散型の情報ネットワークシステムである。このネットワーク同士がお互いに情報の受発信を行うことにより、双方向の情報提供を可能としているものがインターネットであり、インターネットというネットワークが存在する訳ではない。
 インターネットは、通信アプリケーションであるWebの登場により、急激に普及が促進された。Webの最大の特徴は、キーボードで行うテキスト情報の入力を極力避け、操作環境をGUI化することにより、利用者にとって使いやすくなっている点にある。このため今日では、インターネットはコンピュータ通信の中心的存在として注目を集めている。
 Webの仕組みは、情報が存在する場所を示すURL(Uniform Resource Locator)、Webサーバでドキュメントを記述するための言語であるHTML(Hyper Text Markup Language)、HTMLを転送するためのプロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)の3つにより構成される。


図1−3 インターネットの仕組み

 

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