これに対してイントラネットは、インターネットから派生した言葉であり、「インターネットの関連技術を用いて構築した庁内(企業内)情報システム」ということができる。言い方を変えるとイントラネットは、内部で完結したネットワーク(インターネット)である。
イントラネット(ネットワーク)の構築が終了後、インターネットを見ることができるハードウェアがあれば、特別なソフトウェアをインストールすることなく、庁内の情報ネットワークに参加することができる。また、利用者はホームページを見るために必要な「Webブラウザ」を用いることにより、外部の情報(インターネット)と内部の情報(イントラネット)の違いを意識せずに、双方の情報を閲覧できる。
1−2 イントラネットの仕組み
イントラネットはWebサーバと利用者側(クライアント)のWebブラウザにより構成されている。基本的な仕組みは、クライアントのコンピュータが文字や画像などを含んだ文書ファイルの形式を呼び出してWebブラウザで表示するものである。
Webブラウザは、画面上の文字や画像を選択することで操作する。このため、多くのキーボード操作を必要としないことから、比較的簡単に必要な情報を取り出すことができる。なお、外部からイントラネットを利用する場合には、外部からの不正な侵入を防ぐために、ファイアウォールを用いる。
図1−2 イントラネットの構成
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