図40運動負荷試験による心電図の変化
図41運動負荷試験における心拍数と血圧の変化
CP:胸痛の発現,血圧は運動中に下降している
この反応に対して正常か異常かを判断する。図39はBruceのプロトコルによる多段階トレッドミル負荷試験における血圧反応の平均値±1標準偏差の範囲を示したもので,これを一応,標準の反応と考え,これに対して過大な反応,あるいは過小な反応と評価する。
たとえば,この患者は68歳の男性で,運動負荷をして4分のところで狭心発作を起こしてテストを停止したわけであるが(図40,図41),心電図は典型的な虚血の変化を示している。