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(4)チームアプローチ

 看護婦間、他の専門職のチームメンバーにおいて日頃からよりよいコミュニケーションを保ち、互いにそれぞれの専門性を活かした関わりをすることによりチームの力はより強化される。お互いに自分の役割認識を持ち、責任を果たすことによりメンバーシップが発揮される。
 お互いに分かり合えるように一歩を踏み出し話す。カンファレンスを活用し、意見を言える。
 実習施設でも、互いに意見交換しお互い分かり合えるために努力されていた。そのためよいチームワークができていました。

 

おわりに

 私は、研修を受けて多くのことを学ぶことができました。この学んだことをどのように活かしていくかについて考え、押しつけにならないように、自分自身で興味深く感じられるように自然に浸透していけたらいいなと考えています。チームにおける個人の役割認識について、チームアプローチのメリットなど研修の講義の際のようにグループワークをしながら自ら気づけたらよいと思います。
 患者の意思を尊重する関わりでありながら、セデーションの問題など最期まで本当にその基本姿勢が貫けているか。について症状コントロールの面から、そして倫理的側面からトワイクロスの「ホスピスは安心して苦しめるところ」という言葉を紹介し、再度みんなで考えていきたいと思います。
 記録については既に昨年から検討を重ねていますが、マニュアルの見直しなども今後少しずつみんなで検討していきたいと思います。
 いい意味で刺激剤になればと思っています。
 研修を通して小田式子先生、金子祐子先生、大変お世話になりました。実習中お忙しい中ご指導いただきました国立療養所西群馬病院の藤川孝子婦長さんはじめスタッフの皆様、斉藤副院長先生、お世話になりました。

 

 

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