3)他の施設の人との交流を通して知り合った参加者のメンバーが、今回の研修で得た中で最大の収穫、といっても過言ではないと思われる。これから開設される施設の方と、すでに緩和ケアの経験がある方とが、ちょうとよいバランスであったのが、互いに理解を深め合うことにもなった要因であろう。研修対象者が「緩和ケア」のためか、どのメンバーも互いをいたわり合うことに優れていて、誰と話しても楽しかったという印象が強い。
自分の施設以外の情報が得られ、悩みや課題を共有することができた。特に、これから開設される施設の方には、不安もあると思われるが、希望にも満ちていることが伝わってくるようで、仕事に対してある種の倦怠感を覚えていた私にとって、大いなる活力となっていた。これからも、同じ目標をもつ友人としておつきあいしていきたいと願っている。
結語
参加目標である、1)緩和ケアの基礎を学ぶ、2)自己と施設を振り返り評価、課題を検討する、3)他の参加者との交流。また、参加課題としてレポートした、1)精神的ケアについて、2)家族ケアについてのそれぞれにおいて、自分なりの収穫を得ることができた。
謝辞
2ヵ月間という、長いようで短かった研修期間を終え、充実した毎日であったという気持ちで一杯です。第一回目の研修であることから、各担当の皆様のご苦労も多かったことと思います。無事終えることかでき、心より感謝申しあげます。
前ページ 目次へ 次ページ